医学部附属病院事業で 契約金還流の疑い

 毎日新聞が12月16日に伝えたところによると、神戸大医学部附属病院の電子カルテ導入事業を巡り、事業責任者を務める教授の妻の経営するソフト関連会社が、事業の一部を約1700万円で孫請け受注していたことが毎日新聞の調べで分かった。【12月16日 UNN】?

 この教授は元請けのシステム開発会社から共同研究所費総額2000万円を受けるなど還流させた疑いがある。元請けから受け取った講演料について大学側に当時の国家公務員倫理規定に基づく報酬の報告もなかった。
 同社は、教授の紹介で2002年から2004年度にソフト開発会社に総額7500万円で下請け発注。この下請け会社は、2003年度12月から今年1月、教授の妻が社長を務めるソフト会社に約1700万円の発注を行った。
 共同研究は、地域の病院との医療情報共有について研究するもので、教授は2003年から2004年度に計2000万円を出した。また、教授は2003年4月には同社から講演料として現金約17万円を受け取った。しかし、大学側には報告がなかったしている。?

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