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- 竸さんの遺族 故人の仲間と再会
阪神大震災で被災し、23歳で亡くなった神戸大大学院生の竸基弘(きそい・もとひろ)さんの遺族が16日、竸さんの仲間と再会し、杯を交わした。【1月16日 神戸大NEWS NET=UNN】
? 竸さんの遺族は、毎年この時期にかつての仲間と顔を合わせる。「息子の友達を見ると、やっぱり嬉しいね。生きてたら、きっとこんな感じなんだなと思える」と話したのは父の竸和巳さん。今でも震災当時のできごとが昨日のように思い出されるという。「時間は何も埋めてくれないことは確か。11年たっても忘れられるわけがない」と語った。毎年、集まりの場となっている居酒屋「現吉」の廣瀬浩三さんは「彼(基弘さん)は竹を割ったような性格だった。好きだったね」と懐かしむ。
17日正午頃、遺族は献花のため、大学を訪れる。
竸さんは、名古屋の高校から神戸大に進み、軟らかいものを上手に握れるロボットアームなどを研究。人間並みの五感を備えた「癒やしロボット」の実現を夢見ていたが、11年前の阪神大震災で、神戸市内の2階建て木造アパートの下敷きになり亡くなった。(震災1年追悼手記 、震災5年追悼手記 )
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