「達成感のあるイベント欲しくない?」神戸大生2人がヒッチハイクで西日本一周をした体験を綴ったノンフィクション小説『親指のキセキ …from our Thumbs☆』(碧天舎)が2月20日、全国で発売された。【2月27日 神戸大NEWS NET=UNN】
井奥一樹さん(総合人間科学研究科・1年)と裙本理人さん(発達科学部05年卒)は、それぞれ神戸大陸上部と剣道部の元主将。
部活を引退した直後の2004年11月30日、仲間うちで作った揃いの白いジャージで舞子からヒッチハイクを開始した。
ヒッチハイクは親指が起こす奇跡だけが頼り。最初は恥ずかしかったものの、立つ位置を変えるなど工夫を重ねることでドライバーは反応を示してくれた。「自分から動くバイタリティーが大切。動けばなにかが変わる」(井奥さん)そして舞子-四国-九州-中国-神戸とめぐる軌跡を4日間で達成することとなる。
「人のつながりを考えた。今回お世話になったドライバーは、あと5分違っていたら会わなかった人。それは自分の周りの友人にも言えること」と井奥さんは振り返る。「目標を達成するのに多くの人に助けてもらった。それはスポーツも人生も同じ」。
井奥さんは旅の記録を自身のHP上で連載した。読者から「小説みたい」と好評だったため小説用に書き下ろし、出版社にコンテストに応募。昨年の夏出版が決定した。
営業で回った書店は30店舗以上。彼らのあふれるバイタリティーがあらわれている。先行発売されたブックファースト六甲店では週間ランキング1位を獲得した。
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