神戸大海事科学部の学部祭「第3回深江祭」が5月27日と28日に深江キャンパスで行われた。会場には家族連れなど多くの地域住民が訪れ、日ごろ見ることできない海事科学部の研究教育活動に触れた。【5月28日 神戸大NEWS NET=UNN】
深江祭では、練習船「深江丸」体験乗船などのイベントのほか、海事科学部の研究室や実験室も公開された。
レーダーナビゲーションシュミレーターでは、船の操縦とレーダーの映像のシュミレートによって航海を仮想体験できる。新聞の折り込みチラシを見て訪れたという家族連れは、子供が楽しんで2日連続で来たと話した。
総合水槽実験室では、さまざまな模型を使った実験が公開されており、スクリュープロペラの実験では、見学者が、教授の説明を聞きながらプロペラが回転している様子に興味を示していた。
深江祭実行委員長の吉田裕一郎さん(海事・3年)の話によると、去年は宣伝が足りず一般のお客さんが少なかったため、今年はポスターを三宮から芦屋までと、範囲を拡大して配って掲示を依頼し、区役所には告知面で協力してもらったという。今年は『出港』というテーマで、深江祭を船と見たてて、海というものを皆に知ってもらうことを目標に開催した。
地元深江から来た女性は「商船(大学)時代から祭りに来ているが、今年から深江丸の航路が変わり、神戸空港が間近で見れるようになりとても感激。友達にもすすめたい」と、満足した様子だった。
船に乗りたいと思って訪れた地域の人は、親子そろって「楽しかった」と笑顔。毎年深江丸に乗りに来るという女性は、現代の若者は船に乗る機会が減っていることを指摘し、「神戸は港だし、船の魅力をもっと知ってもらいたい」と話した。
?
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。