第50回生協通常総代会が5月25日、アカデミア館のレストラン「さくら」で開かれた。大学生協の関係者や学生ら50人以上が出席し、2005年度の活動報告や議案の審議を行った。同日の交流会では、生協が販売する弁当の新メニュー試食会も行われた。【5月29日 神戸大NEWS NWT=UNN】
通常総代会は、学生の総代(コープ・プランナー)が大学生協に対する意見や要望を直接トップに伝える場、生協の年間活動報告の場として、年に一度開かれている。会場に集まった学生は、生協学生委員会の関係者など約50人。学内の営業店舗への意見を議論しやすいよう、学生は学部ごとに分かれてテーブルについた。
第一部では、コープ・プランナー交流会として、生協が販売する弁当の新メニュー試食会が開かれた。生協側は、新製品候補として11種類のメニューを用意。味や値段をもとに、学生が試食後に点数をつけ、好評の弁当を新製品開発の参考にする。
今年度、好評を受けたのは「海老天玉子とじ丼」「チキンカツ丼」「おろしとんかつ丼」の3種類。試食した学生の一人は「見た目も味もいちばんいい」と高得点をつけた。販売が決まった場合、いずれの弁当も税込み380円で売り出される予定だ。
第二部では、神戸大学生協の滝川好夫理事長が「生協における総代は、株式会社でいう株主と同じ。利用者であると同時に意見を言える立場であるので、活発に議論してほしい」と挨拶。同理事長や学生の代表者が議長を務め、年間活動や決算報告、今後の活動方針や役員の承認決議を行った。生協は2005年度に2212万円の黒字を計上。2004年度まで3000万円近く残していた累積欠損金を、残り787万円まで切り詰めた。
総代が生協への要望を議論するときは、テーブルごとに意見をとりまとめた。おもに議論の中心となったのは、食堂の混雑や歩きタバコの改善など。発言した学生からは「(食堂の)レジの数を増やしたり、並んでいる列を整えたりしてほしい」「喫煙場所の整備は進んだが、歩きタバコが目立つ」などの意見が上がった。
無事に総代会を終えた生協学生委員会の小林祐介さん(経済・3年)は、準備で一番苦労した点は、総代会の存在を学生に周知させることだったと振り返る。「毎年、総代を集めるのが大変。今年は一年生が例年より多く入ってきた」と話した。
《訂正》「滝川好夫専務理事」とお伝えしましたが「滝川好夫理事長」の誤りでした。おわびして訂正します。(編集部 2006年7月11日午前1時20分入力)?
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