「大学コンソーシアムひょうご神戸」の設立総会が6月12日、兵庫国際交流会館で行われた。このコンソーシアムには31法人(29大学、8短期大学)が加盟。大学相互の連携を深め、大学における教育・研究活動の向上と、地域社会の振興と発展に貢献することが目的。総会では役員が選出され、神戸大の野上智行学長が理事長となった。【6月12日 神戸大NEWS NET=UNN】
このコンソーシアムの設立は、平成17年11月11日の県下大学学長会議での「県下大学コンソーシアム機能の強化」についての審議が発端。国際性を中核に、兵庫県の特性を生かしながら学生教育と地域社会への貢献を目指し設立を図った。設立に向け、県内大学に参加を呼びかけ、事業、プログラムの開発についての提案を神戸大はじめ他4大学の学長が発起人として行うこととなった。加盟には県内の4年制大学、短期大学、専門学校が対象。県内の4年制大学は34大学で、そのうち現在29大学が加盟しており2大学は検討中。
事業計画は、国際交流事業、社会連携事業、地域交流事業、高大交流事業、学生交流事業、研修交流事業、将来構想からなる。事業ごとに委員会を設置して運営。主に国際交流、子育て支援、教職員の研修の機会(FD,SD)を中心に進められる。また学生交流事業では、学生から独自企画を募集し、優秀なアイディアには奨励金を援助して企画の実現を図ることも予定されている。学生交流委員会委員長、甲南大の杉村芳美学長は「学生同士や社会の方々と共にするプロジェクトを進めていく予定。できるだけ早く実現するのでぜひ参加してほしい」と学生の意欲に期待を寄せた。
「日本中、世界中から憧れて兵庫県下の大学にやってきてほしい」と理事長の神戸大、野上智行学長。「各大学の構成、ミッションを活かしながら連合し、力を合わせていきたい」とコンソーシアムへの思いを語った。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。