神戸大海事科学部の編入学試験で、小論文の試験問題に誤植があったことが9月13日、わかった。問題の解答に影響があったと判断された設問について、大学は受験者全員に満点を与える処置を講じた。合否には影響はないという。【9月13日 神戸大NEWS NET=UNN】
誤植があったのは海事科学部第3年次編入学試験の試験問題(小論文)。解説文に「人間」と印字されるべき14個所のうち、3個所が「人聞」と表記されていた。解説文に対する設問は二つあり、このうち第1問(配点20点)が解説文を例示としているため、大学は「問題の解答に影響があった」と判断。受験生全員に満点(20点)を与えた。第2問(配点80点)は、独自の論理を展開させる設問であったことから「解答に影響はなかった」とし処置の対象外とされた。
今回の処置を通し、大学は再度判定を行ったが、受験生11人の合否判定に影響はないとしている。
大学は、今後の防止策として「出題・採点委員とは異なる第三者のチェック委員を設けること」、「出題・採点委員に加え、入学委員会委員も試験開始と同時に複数で最終チェックを行うこと」を挙げた。
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