関西学生アメフット神戸大-立命が9月17日、王子スタジアムで行われた。雨の中行われた試合は立命が先制。第3Q、WR大園のTDで逆転に成功するが、直後から42点の大量点を許し神戸大は21-52で敗れた。【9月17日 神戸大NEWS NET=UNN】
試合は雨の中、キックオフを迎えた。第1Q6分、立命に先制のFGを決められる。神戸大は果敢に敵地を攻めるが得点に結びつかない。第2Q8分には相手の追加点を許したが、終了間際にQB多和からWR福田へのパスが通りTD。7-10で前半を折り返す。
試合がこう着し立命を追う展開が続く中、神戸大の応援席を沸かせたのはWR大園だ。「(前の試合の)関学戦ではTDが取れなかった。今日は絶対に取ってやるという意気込みだった」と話す1年生は第3Q1分、QB多和からの51ヤードのロングパスをキャッチ。関学戦で見せられなかったプレーを披露し、チームを盛り上げる。
しかしその直後、立命RB松森の55ヤード独走TDを許し再逆転。怒涛の攻撃はその後も続き21点を奪われた。第4Q8分には相手のインターセプトを許し、ダメ押しとなる40ヤードTD。試合は21-52で神戸大が敗れた。
関学戦に続き連敗を喫したことで、甲子園ボウルへの可能性は遠のいた。田中主将は「目標(達成)が厳しくなっているので絶対に次は負けられない」と唇をかんだ。敗因はどこにあるのか。「(ハーフタイムの)チームの雰囲気は悪くなかった。後半、点差が広がったのは力の差であることを痛感した。力の差とは練習量や(試合)意識の差」(田中主将)、「止めることができないのはチーム力がないということ。立命、関学に勝てるだけのチーム力がない。結果的には力負けだ」(安井ヘッドコーチ)との分析が目立った。
神戸大は9月30日、EXPO FLASH FIELDで同志社戦を迎える。安井ヘッドコーチは「相手はオフェンス力がありQBもしっかりしている。QBは日本一だろう。しっかり試合するだけ」と先を見つめた。(記者=森田篤、西田健悟、濱田直毅)
●関西学生アメフット(9月17日・王子スタジアム)
神戸大 0 7 7 7=21
立命 3 7 21 21=52
【写真上】第3Q、TD成功を喜ぶ立命の選手らを見つめるDB中江(写真左端)。
【写真下】第2Q終了間際、QB多和の44ヤードパスをキャッチするWR大園。(いずれも9月17日・王子スタジアムで 撮影=森田篤)
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