神戸大フットサル部「FORCA(フォルサ)」は2004年に創部された新しい部活だ。現在、大学リーグがないため社会人チームに交じり強豪ひしめく関西リーグに所属している。現在は部員32人、マネージャー10人で活動。なかでも主将の鴨宏一さん(経済・4年)は同年8月、全日本代表候補の合宿に参加した実力者。創部3年目のフォルサの取り組みにせまった。【9月19日 神戸大NEWS NET=UNN】
フォルサは2006年7月に大学選手権の西日本大会で優勝した実績を持つ。普段の練習以外にも、フットサルの普及、振興のために広報活動を盛んに行っている。その一環として地元の小学生を招待しフットサルを教えたり、民間のフットサル施設に選手を派遣して女子選手の指導にあたったりする。
また、大学リーグを作るためにも奔走している。鴨主将は「自分たちが作るからには他の関西リーグ(のチーム)にはどこにも負けられない。結果をだすことはシビアだが大切」と厳しい表情で話す。
練習では選手同士が声を出し合い活気に満ちている。時折、笑顔も見られるが、試合形式に近づくにつれて表情は真剣になっていく。「ゲームになったらすごく真剣で怖いくらいだった」とマネージャーの藤本瑠香さん(経済・2年)は自身の入部当初を振り返る。
フォルサの特徴は1、2年生から重要な役を任されることだ。今年8月の大会で活躍した小仲貴文さん(発達・2年)もその一人。理由として「自分がチームを動かしているという気持ちが強くなるから」と小仲さんは話す。鴨主将も「礼儀があれば遠慮はいらない。上下関係を気にして声が出せないとプレーに支障がある」と言う。
「フットサルを通じてうまくなるのはもちろん、うちの部活でしか味わえない経験をしてほしい」というのは鴨主将が後輩たちに伝えたい切実な想いだ。
フォルサは「全国リーグのブロック予選突破」を目標としている。その目標を達成するために今日も部員は第一体育館で汗を流す。(記者=西麻理子、上村絵里、濱田直毅)
【写真中】全日本代表候補の合宿に参加した鴨主将(左)とフォルサ期待の小仲選手(右)。
【写真下】得意技のシザースを決める鴨主将。(いずれも9月19日・国際文化学部第一体育館で 撮影=濱田直毅)
(※シザースとはドリブルしながら相手を揺さ振りシュートへ導く技のこと)?
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