神戸大史・特別展「神大人の青春譜-御影分校・姫路分校・教養部の世界-」が9月22日から10月9日にかけて神戸大百年記念館で開催されている。これは神戸大学百年史編集委員会が企画し、毎回テーマを変え開催しているもので今年で3回目。【9月22日 神戸大NEWS NET=UNN】
今回の特別展に写真を提供し、22日に会場に訪れた四谷實さん(経済・昭和33年卒)に話を聞いた。
当時の神戸大は分校制。入学生は学部に関係なく、御影分校か姫路分校に1年半通い、一般教養を学んだ。四谷さんが通っていた姫路分校は、ほとんどの学生が寮生活。四谷さんは、思い出の寮での写真をじっくり眺めていた。
当時四谷さんは、寮にくるアルバイト依頼の管理をしていたという。「姫路城でやる映画撮影のエキストラの人数を集めたり、お金をみんなに配ったりしていた」と50年前の学生生活の様子を、楽しそうに話してくれた。四谷さん自身も(当時神戸大周辺に多く住んでいた)進駐軍の家の芝刈りなどのアルバイトをしていたという。
しかし仲間と共に生活し青春時代を過ごした寮も、現在の国際文化学部キャンパスに教養部ができると、分校とともに閉鎖された。それから平成4年までの神戸大入学生は、教養部で一般教養を学んだ。
当時の学生生活には、一人の教授の元に数人の学生が集い、旅行などに行く「G制度」など、現在神戸大に通う学生には馴染みのないものも多い。会場に足を運んでみで、自分たちとは少し違った先輩たちの青春時代を垣間見てはどうだろうか。(記者=大野将寛)
■名称:特別展「神大人の青春譜-御影分校・姫路分校・教養部の世界-」
■期間:平成18年9月22日(金)~10月9日(月) 期間中は無休
■時間:午前9時半~午後4時半
■場所:神戸大学百年記念館1階 展示ホール
市バス36系統「神大文理農学部前」下車・徒歩3分(理学部学舎南側)
■主催:神戸大学百年史編集委員会
■問い合わせ:神戸大学百年史編集室
電 話 078-803-5035
メール nenshi@ofc.kobe-u.ac.jp
■入場無料
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