関西学生アメフット神戸大-同志社が9月30日、エキスポフラッシュフィールドで行われた。20-23で迎えた第4Q終盤、QB多和からWR福田へのパスが通り逆転のTD。神戸大が27-23で同志社に勝利した。【9月30日 神戸大NEWS NET=UNN】
「走りこんでくれると信じて投げた」とQB多和は笑顔で振り返った。
第4Q後半。20-23で神戸大が劣勢に立たされている場面。自陣20ヤードからQB多和はパスとランを上手く使い、敵陣に切り込んでいく。そして9分。逆転を狙ったパスはお互いを信じていたからこそ成功することができた。WR福井が、軌道がやや逸れた17ヤードパスを敵に囲まれながらもキャッチし逆転のTD。27-23。神戸大のリーグ戦初勝利はこうして生まれた。
同志社のQB村上は安井ヘッドをして「日本一のQB」と言わしめたほどの実力者。同じQBとして燃えないはずがない。QB多和は「途中からQBの試合だと思った」と話す。「QB対決を制したのでは」という問いには「結果としてチームが勝ててよかった」と謙遜。しかし、この逆転勝ちは神戸大レイバンズとQB多和自身にとっても大きな自信につながるはずだ。
甲子園ボウル出場は極めて難しい状況だが、「残り試合全部勝つ」(田中主将)ことを目標に掲げた。この試合でWR大園、TE東内の1年生コンビも活躍した神戸大。次の関大戦までにはさらに力をつけているはずだ。(記者=濱田直毅)
●関西学生アメフット(9月30日・エキスポフラッシュフィールド)
神戸大 0 7 7 13=27
同志社 10 0 7 6=23
【写真下】リーグ戦初勝利を挙げ喜ぶ神戸大レイバンズ。(いずれも9月30日・エキスポフラッシュフィールドで 撮影=大畠真美)
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。