関西学生ハンドボールリーグ神戸大-大阪市大が10月15日、大阪薬科大体育館で行われた。勝てば二部リーグへの自動昇格が決まる試合。前半は両者譲らず、一進一退の攻防が続いた。後半で突き放した神戸大は、終盤で追い上げを受けたが14-10で逃げ切り、白星を飾った。【10月15日 神戸大NEWS NET=UNN】
「自分は動けなかったけど周りのサポートがあった」。二部リーグ昇格を決めた後、赤尾聖乃主将(医保・3年)はチームと喜びを爆発させた。勝てば二部リーグへ自動昇格、負ければ入れ替え戦出場となる試合だけに、意気込みは十分だった。
試合前半は、神戸大が突き放せば大阪市大が追いつく一進一退の攻防が続く。相手を突き放したい神戸大だが、なかなか流れを引き寄せることができず、6-5でハーフタイムを迎える。
「今までの試合は、追いつかれそうになったら(チームの雰囲気が)沈んでしまうことが多かった。今日は勝たなくてはいけない試合」と振り返った赤尾主将。前半ではチーム本来の動きをさせてもらえなかった。「勝たなきゃいけない試合だ」。全員で細かい動きを確認し後半に挑んだ。
開始直後、神戸大は赤尾自ら連続シュートを決め相手を突き放す。粘る大阪市大もディフェンスの隙を突き、ゴールネットを揺らす。立て続けにシュートを防がれる場面もあったが、最後まで意地を見せた神戸大は逃げ切りに成功。14-10で勝利を飾った。
「(シュートする立場にある)自分が外す場面が多かった。周りのおかげで勝てた」と赤尾主将は控えめに話すが、後半の連続得点でチームを奮い立たせている。後輩からも「先輩のおかげです」と感謝された。
自動昇格を決めた神戸大。春からは二部へ舞台を移す。(記者=森田篤)
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