施設部設備課は11月9日、国際文化学部A棟で発生した漏水事故について、再発防止のための原因調査の結果を発表した。【11月9日 神戸大NEWS NET=UNN】
破損した給水管のネジ部分には古い亀裂の跡があり、その亀裂部分が腐食し、肉厚が水圧等の衝撃に耐えられない程の薄さになっていたことがわかった。
施設部は、再発防止のための原因調査を11月8日に行った。402研究室と314研究室の給水管のネジ部を切断し、亀裂の状況及び腐食の状況を調べた。調査の結果、2箇所とも亀裂はなく、腐食はしていたが地震などの衝撃には耐えられる肉厚だった。
これを受けて施設部は「国文A棟は昭和39年に建築した建物だが、給水管は昭和63年に改修している。現在、改修から18年を経過しているが耐用年数には達していない。平成7年の震災時は改修から7年であり、十分耐えられる年数である。また、今回の調査結果の状況から当分の間は使用可能である」と説明。再発防止のための工事は必要ないとの結論を下した。
なお同棟は「緊急整備5ヵ年計画」で改修を文科省に要求しており、建物を改修する際には給水管も全面改修する予定だ。(記者=西田健悟)
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