神戸大学百年記念館内の六甲ホールで14日、国際学生討論会が行われた。神戸大と協定を結んでいる中国、韓国、台湾の大学生を招き、東アジアの経済、環境、国際協力などについて午後1時半から約3時間話し合った。【11月14日 神戸大NEWS NET=UNN】
既成概念にとらわれず、東アジアの将来を共に考え、若者らしい斬新な提案がなされることが目的。会場には100人を超す聴衆が集まった。
出席した中国、韓国、台湾の大学生は13日に来日。到着後、JR六甲道駅付近のホテルで事前に神戸大生と議論したという。
どの発表も「東アジア各国の相互理解」を強調していたのが印象的だった。近年冷え込んでいる日本と中・韓との関係について、発表者らは「先入観を持って接してはいけない。日本人との交流で日本の良いところを見て」と話した。
会では、留学生について議論が展開された。「神戸大は留学生サポートが充実している」と発言した発表者に対して「日本は(東アジア各国と比べて)留学生に対してのサポートが充実している。だが、そのサポートを受けようと動けない。動けるきっかけがほしい」と嘆く留学生の声が出ていた。
今回の討論会に参加した行廣恭子さん(大学院自然科学研究科・修士1年)は「前日の合宿時に、(来日した学生から)日本では学ばなかったことを教えてもらった。(日本は)もっと情報を伝えてほしい」と話した。
【写真下】中国、韓国、台湾の大学生7人が討論に参加していた。(いずれも11月14日・六甲ホールで 撮影=西田健悟)
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