神戸大、不本意の21位 びわ湖大学駅伝

 びわ湖大学駅伝(第68回関西学生対校駅伝競走大会兼西日本大学招待)が11月18日、西浅井町役場から膳所城跡公園までの83・4キロで行われた。シード権獲得をかけ、13位以内の入賞を目標としていた神戸大は、前半にペースを崩し失速。チームがめざす走りを達成できず21位となった。【11月18日 神戸大NEWS NET=UNN】

Photo 招待校を含め、26大学が参加した大会。来年度のシード権を獲得するため、神戸大は13位以上入賞をめざしていた。
 第1区を16位で通過した神戸大は、タイムこそ昨年を上回っていたものの、ここからペースに乗ることができない。最終順位は21位・4時間32分41秒と不本意な成績に終わった。天野主将は「前半でペースに乗れず、力のないところが出てしまったため」と振り返る。アンカーを務めた種本は1年生として第8区を走破。「いつも通りの走りを心がけたが、実力は出し切れなかった」という。「先輩たちが必死につないでくれたたすき。とにかくゴールに届けたかった」と心境を明かした。
 今後の目標について天野主将は「まずは(びわこ駅伝の)予選突破。来年も(チームが)また本大会に出られれば」と意欲を見せた。

 昨年1位でゴールテープを切った立命。びわ湖大学駅伝での連覇をめざした今大会は、同大学にも煮え切らない内容となった。立命は第1区から第一工大にリードを許してしまう。約2分の差をつけられ、巻き返しを図りたい後半も、終盤の第7区で第一工大の留学生ムタイが区間新記録を更新する快走で立命との差は開くばかり。このまま立命は追い上げられずに2位でゴール。第一工大に全区間で1位通過を許す完敗となった。
 レース後、立命の杉本コーチは「立命らしい駅伝をさせてもらえなかった。(関西学生対校駅伝で)優勝できたものの、(びわ湖大学駅伝で第一工大に敗れたため)後味が悪い」と渋い表情。「大会が関西で行われる以上、やはり関西の大学がもっと力を発揮していくべき」と今後の課題を示した。(記者=森田篤)

●びわ湖大学駅伝(第68回関西学生対校駅伝競走大会兼西日本大学招待)(11月18日・西浅井町役場から膳所城跡公園まで)
1位  第一工大  4時間12分29
2位  立命    4時間15分17
3位  大体大   4時間18分58
4位  京産大   4時間19分48
5位  近大    4時間19分59
6位  徳山大   4時間20分13
7位  関学    4時間21分30
8位  奈産大   4時間22分10
9位  福岡大   4時間22分23
10位 四日市大  4時間23分38
11位 大経大   4時間23分49
12位 名大    4時間24分20
13位 関大    4時間25分54
14位 広島経大  4時間27分17
15位 龍谷大   4時間27分34
16位 佛教大   4時間28分12
17位 大阪教育大 4時間28分17
18位 大院大   4時間30分37
19位 京大    4時間31分56
20位 阪大    4時間32分22
21位 神戸大   4時間32分41
22位 天理大   4時間33分40
23位 同志社   4時間36分03
24位 びわこ成蹊スポーツ大 4時間36分34
25位 和歌山大  4時間37分40
26位 京都創成大 4時間38分19

(編注)びわ湖大学駅伝(関西学生対校駅伝競走大会兼西日本大学招待)は、関西地区20校と東海、中国四国、九州の各学連が推薦した2校ずつの合計26校が参加する。そのうち関西以外の3地区6校は「西日本大学招待」と呼ばれ、関西学生対校駅伝競走大会兼西日本大学招待の順位には反映されない。したがって今大会の場合は、びわ湖大学駅伝の優勝校が第一工大で、第68回関西学生対校駅伝競走大会兼西日本大学招待の優勝校が関西地区の大学で最高位にいる立命となる。


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