韓国近代文学作家『李箱』文学を読むコンテスト(主催・神戸大文学部、後援・韓国文学翻訳院)表彰式が12月22日、神戸大学百年記念館で行われた。このコンテストには学生、一般を含む85作の応募があり、入選から最優秀賞まで合わせて16作が表彰された。【12月22日 神戸大NEWS NET=UNN】
このコンテストは、韓国文学翻訳院が韓国文学を世界に広める活動の一環として開催された。同翻訳院が日本でこういった試みを行うのは初めて。今回の内容は、李箱(いさん・1910~1937)の日本語に翻訳された作品を読んで、エッセイを書くというもの。
神戸大大学院では、来年度から中国文学研究科が中国・韓国文学研究科になる。学生たちに韓国文学を広めたい神戸大と、韓国文学翻訳院の思惑が一致したことから、今回の共同開催となった。
最優秀賞を受賞した佐藤淳さん(神戸大大学院人文学研究科)は「最優秀賞とは思わなくてびっくりした」と話した。佐藤さんの作品は審査員全員一致で最優秀賞に選ばれたという。
神戸大側の中心としてこのコンテストを進めて来た、朴助教授は「韓流ブームと言われているが、学生さんたちにもきちんとした韓国文学作品を読んでもらいたかった。予想以上に応募が多く、一定の成果はあった。今後もこういった活動を続けていきたい」と話す。
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