昨年で12回目を迎えた「神戸ルミナリエ」。1995年12月に初めて開催された。阪神・淡路大震災の犠牲者への鎮魂の意と神戸の復興への希望が込められている。毎年、震災で打ちひしがれた神戸の街と市民に大きな感動と勇気、希望を与えてきた。【1月6日 神戸大NEWS NET=UNN】
小学生のときに一度だけ家族でルミナリエに行ったことがある。大勢の大人に囲まれ、あまりよく見ることができなかった。それでも、わずかに見えた幻想的な世界は今でも心に残っている。
震災で神戸大では44人が亡くなった。六甲台キャンパスの第?学舎前には慰霊碑が立てられている。
ニュースネットに入部してよかったと思う。そうでなければ、それだけ多くの方が亡くなられたことすら知らなかっただろう。学業半ばにして、無念にも命を落とされた先輩方のことを想うと胸が痛くなる。
震災を直接体験した人もそうでない人もいる。しかし、12年経った今、どれだけの神戸大生が震災のことを覚えているだろうか。
神戸の冬の風物詩としてすっかり定着したルミナリエ。希望の光が神戸の夜空を照らすとき、また「あの日」が近づく。ニュースネットがあるかぎり、震災を風化させてなるものか。
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