六甲台キャンパスの第1学舎前庭にある慰霊碑前で、1月16日の午後9時頃に「1.17希望の灯り」が灯された。メンバーは現在も「1.17希望の灯り」の灯を消すまいと見守っている。【1月17日 神戸大NEWS NET=UNN】?
北後研究室の聞き語り調査会メンバー3人が、神戸市中央区にある東遊園地の「希望の灯り」から分灯した灯を本学に持ち帰った。その灯をもとに午後9時ごろ、「1.17希望の灯り」が点灯。しかし、降り続く雨の影響により一時は50本ある灯が半数以上消えてしまった。そのため、午前0時10分頃から聞き語り調査会メンバーによって、およそ1時間の再点灯作業が行われた。メンバーは現在も「1.17希望の灯り」の灯を消すまいと見守っている。 聞き語り調査会メンバーの秋元康男さん(自然科学研究科博士課程1年)は「(遺族の方にとっては)『希望の灯』といえど、つらい灯であると思います。けれども、思い出すということで整理もつくということもある」という。
秋元さん自身は西宮市生まれだが、震災当時は東京にいた。「午前5時46分は寝てましたけどテレビを見ていて『地震というよりも火事』だと思いました。何でこんなに街が燃えているんだろう」と。「30分で百人づつ死者が増えていったのが記憶に残っている。たった30分で人の死が見つかってしまうのか」と衝撃を受けたという。 「1.17希望の灯り」を見つめながら「遺族の方の悲しみは半端じゃないと思う。僕らは聞くことしかできないです」と秋元さんは話した。
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