発売現場を直撃 日本酒「神戸の香」  

昨年3月に初めて発売され、大反響を呼んだ純米大吟醸酒「神戸の香」。その生酒が1月17日から神戸市内の大手百貨店で販売されている。唯一、試飲会を開催している大丸神戸店を訪れた。【1月20日 神戸大NEWS NET=UNN】

 農学部食資源教育研究センターが昨年、約4700キログラムの酒米「杜氏の夢(とじのゆめ)」を収穫。富久錦株式会社により「神戸の香」生酒1000本、火入れ4000本が生産された。大丸神戸店では生酒120本を仕入れている。
 和洋酒売り場のチームリーダーである勝野雅子さんは「昨年の3月に、ものすごい勢いで売れた。予約だけで一杯になって、(販売元の)富久錦にまわしていただいた」と販売初年度の状況を振り返る。各種メディアもこぞって取り上げ、静岡、東京などからも注文があったという。
Photo 昨年の11月に「神戸の香」2度目の発売の噂がたった。「神大のお酒はまだか」。大丸神戸店には問い合わせの電話が。発売を待望する声が多かった。
 今回は通常の火入れタイプと違い、生酒ということで「女性向きな、フルーティーでやわらかさがある。すっきりとした味わい」(勝野さん)。試飲した客からは「おいしい」、「飲みやすい」といった声があがる。発売初日にはおよそ30本が売れた。主に購入者は神戸大のOB・OGが多いという。大丸神戸店では火入れタイプが発売される3月上旬まで生酒を販売する予定だ。

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