神戸大学ボランティア講座の一環で、5つの分野のボランティア体験が行われている。「高齢者の見守り」を希望した6人の神戸大生が2月21日、神戸市営地下鉄・伊川谷駅構内にある高齢者のための支援施設「伊川谷工房・あじさいの家」で体験実習を行った。【2月21日 神戸大NEWS NET=UNN】
同施設はNPO法人阪神高齢者・障害者支援ネットワークが運営する。年齢や要介護度などによる制限はなく、精神や身体に障害のある高齢者も施設を利用している。この日は、13人の利用者が訪れた。
6人の神戸大生は午前中、利用者の話し相手になったり、食事作りを手伝ったりなどして施設の仕事を体験。午後は、利用者と昼食をとり、歌を楽しんだ。
参加した羽尻皓一さん(工・2年)は、ちんどん屋サークルのモダン・ドンチキのメンバー。ちんどん屋として高齢者のための支援施設を訪れることは多いというが、今回は一般のボランティアとして参加した。羽尻さんは「僕が思っていたより明るい方が多くて、聞いていたよりおもしろかった」と体験実習を振り返った。
阪神高齢者・障害者支援ネットワークの黒田裕子理事長は講演会の講師として神戸大を訪れたことがある。「神戸大の学生はボランティアに対する意識が高い」と黒田さん。6人の神戸大生には「書いてあることが実践とはどう違うのか。地域社会というものを学んで欲しい」と話した。
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