神戸大演劇研究会はちの巣座の新歓公演「ドライブインカリフォルニア」(脚本:松尾スズキ 演出:和製小鉢)が4月8日から11日らの4日間にわたって行われている。【4月10日 神戸大NEWS NET=UNN】
“ダサい名前のドライブイン”。今回の劇はそこを舞台に8人の個性あふれる人々が登場する。「“死ぬ”ということについて普段私たちは考えない。“死ぬ”怖さを誰もが持っている」と主演を務めたまりりんごさん(工・3年)。彼女が話すとおり、劇の題材には“死”が使われている。まりりんごさんが演じたのは夜になるとなぜか死にたくなるという元歌手。「役の気持ちを演じるのは本当に難しかった」と話した。
かといって、劇は暗い雰囲気ではなく、部員の表情豊かな演技が会場を笑いに誘う場面が多数あった。高校時代に演劇をやっていたという文学部の女子学生は「大学生の劇はレベルが高い。面白い場面で思い切り笑ってしまった」と笑顔。「帰っていくお客さんの笑顔を見るときが一番嬉しい」と部員は口にする。
「明日の千秋楽はこのメンバーでこの劇をやるのが最後。すべてを出し切る」とまりりんごさん。千秋楽は明日11日午後5時20分から。部員は全力で望むつもりだ。
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