近畿学生野球春季リーグ第4節2回戦、神戸大-奈産大が舞洲ベースボールスタジアムで行われた。神戸大はエース齊藤(発達・4年)が先発するも、守備のミスが原因で0-4で完封負け。勝ち点を奈産大に奪われた。【4月29日 神戸大NEWS NET=UNN】
打てない。守れない。またしても、先発投手を打線が援護できなかった。
「点絡みは全部エラーだった」(中村監督)。この日、先発で登板した齊藤は初回を三者凡退に抑え無難な立ち上がりを見せる。だが、2回。味方の失策が原因で先制点を奈産大に許す。6回にも、守備のミスから3点を献上。それでも、齊藤は気迫の投球で9回を投げきる。
一方、神戸大打線は奈産大の投手陣を前に沈黙。得点圏に走者を置いた場面での決定打を欠き、電光掲示板には「0」が刻まれていった。
「クリーンアップが打てないのが一番痛い」。中村監督の怒りの矛先は真っ先に主軸へ向けられた。2試合連続の完封負け。この試合、両大学ともに安打4本ながら、神戸大には失策が4つ記録された。「齊藤は悪くない。齊藤を皆で見殺しにした」(中村監督)。
エースの齊藤を初戦に登板させず、この日のために温存。3番の藤田(発達・4年)も復帰し、万全の体制で臨んだだけに、この一敗は悔やまれる。
「齊藤で勝ちたかった。(この一敗は)本当に痛い」と中村監督は試合後、目を真っ赤にさせていた。
●近畿学生野球春季リーグ第4節2回戦(4月29日・舞洲ベースボールスタジアム)
奈産大 010 003 000=4
神戸大 000 000 000=0
【奈産大】○林、小倉、今井、肅-吉田、白野
【神戸大】●齊藤-河嶋
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