近畿学生野球春季リーグ第5節2回戦、神戸大-奈良大が5月11日に南港中央野球場で行われた。神戸大は10回に齊藤(発達・4年)がサヨナラ打を浴び、3-4で奈良大に敗れた。【5月11日 神戸大NEWS NET=UNN】
今季の神戸大の敗戦パターンにまたしてもはまった。守備力の弱さが投手陣の足を引っ張った。
9回表に松本(工・4年)の犠飛で同点とした神戸大。「初めからいくつもりだった」(中村監督)。その裏、好投していた安井(経営・3年)に代わりエース齊藤がリリーフに上がった。
「(調子)は普通だった」(中村監督)。齊藤は奈良大打線を三者凡退に抑え、次の回を待つ。
迎えた10回裏。中飛と内野ゴロで二死としてからだった。「一番の弱点がでた」(中村監督)。奈良大の打者の打球はファールかフェアか際どい当たりに。三塁手の福原(海事・3年)はファールと判断した。だが、判定はフェア。フェアの判定に気づかなかった、福原は打者走者が一塁へ走るのを見て、慌てた。一塁への悪送球で出塁を許すと、続く打者への1球目で二盗を決められる。そして、2球目だった。齊藤の投じた球はレフトへ弾き返され、サヨナラ負け。齊藤は無念の表情でマウンドを降りた。
今季の敗戦の原因は失策がほとんどだ。この試合では4つが記録された。失点はすべて失策が原因だったので、投手陣の自責点は0。中村監督は「守りが悪すぎる」と首を捻る。「この一敗は痛い」(中村監督)。指揮官の苦悩は絶えない。
●近畿学生野球春季リーグ第5節2回戦(5月11日・南港中央野球場)
神戸大 000 000 021 0=3
奈良大 000 000 030 1 =4
【神戸大】安井、●齊藤-河嶋
【奈良大】○山崎-松下
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