引分けより遠いゴール サッカー春季リーグ

第17回関西学生サッカー春季2部リーグAブロック最終節(第9節)、神戸大-神国大が5月13日、姫路獨協大Gで行われた。神戸大は0-0で引き分けた。勝ち点では関国大、龍谷大と並ぶが、得失点差に泣き、神戸大は今リーグを8位で終えた。この結果、神戸大は2部、3部リーグ入れ替え戦に出場することになった。【5月13日 神戸大NEWS NET=UNN】

 最初のチャンスは神戸大。前半1分、右サイドを連携で突破しクロスを入れ、神国大DFが弾いたところをMF山口がシュート。ゴールを奪うには至らなかったがリーグ最終戦にかける意気込みを感じたファーストシュートだった。しかし前半は終始神国大に主導権を握られた。丁寧な中盤でのパス回しで神戸大にインターセプトの狙いを絞らせない。神戸大も必死のディフェンスで決定機を作らせない。21分、カウンターから相手ペナルティーエリア手前でFKのチャンスを得る。前半最大の決定機だったがMF前場が直接狙ったシュートは惜しくも左ポストに嫌われてしまった。このチャンスを逃した神戸大は再び守勢に回り、前半ロスタイムにはバー直撃のシュートを打たれるも、無失点で前半を終えた。
 後半、早い時間帯に先制点を挙げたい神戸大だったが、神国大の怒涛の攻めにさらされる。GK堀川のファインプレーや、相手シュートがゴールポストに当たるなど、攻められながらも無失点で乗り切った神戸大。後半25分過ぎからは神国大の運動量が落ちたこともあり、一転、攻勢に。その流れで得た相手陣内でのFKからMF湯浅がボレーシュートでネットを揺らすも、オフサイドの判定。その後神国大に退場者が出るなどして、最後まで攻め続けた神戸大だったが、堅い守備を崩せず、0-0のドローに終わった。
 後半途中、接触プレーでの脳震盪(のうしんとう)で「接触後のプレーのことはあまり覚えていない」と話す神戸大の吉岡主将。「今日の相手には、強さというよりうまさを感じた。僕らは、技術だけでなく頭を使ったサッカーで、勝ち癖をつけていきたい」と今後の課題を挙げた。

 今リーグ、神戸大の戦績は2勝4敗3分。勝ち点9で関国大と龍谷大に並ぶが、得失点差に泣き、最終順位を8位で終えた。この結果、目標を2部上位と設定していた神戸大だったが、2部、3部入れ替え戦に出場することになった。吉岡主将は「(入れ替え戦は)個人的にはどうでもいい。残留しようがしまいが」と話す。その言葉はチームを「ちゃんと引っ張っていけなかったこと」(吉岡主将)への反省を表しており、入れ替え戦へ臨む神戸大の選手らへのサッカー神戸大代表としての自覚を促す言葉でもある。


●第17回関西学生サッカー春季2部リーグAブロック最終節(第9節)(5月13日・姫路獨協大など)
神戸大 0 0-0 0 神国大
     0-0

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