麻疹(はしか)による全学休校中の神戸大が更なる厄災にみまわれた。神戸大は、海事科学部事務棟1階の事務室が荒らされ、ノートパソコン4台などが盗難にあったことを6月7日に発表。無くなったパソコンには学生約1000人の氏名、住所などのデータが記録されていたという。【6月7日 神戸大NEWS NET=UNN】
ノートパソコン4台のほかには、デスクトップパソコンに装着していたメモリー2枚が盗まれた。4台のパソコンには「学生約1000人の氏名、入学年月日、住所、電話番号、保証人氏名、同住所」「平成7年度以降の卒業生の氏名、入学・卒業年月日」「学生の船舶実習名簿」「非常勤講師の氏名、住所、勤務先」などのデータが記録されていた。神戸大によると、無くなったパソコンにログインするにはパスワードが必要。また、パソコンには、盗難防止用チェーンなどは付いていなかったという。
盗難が発覚したのは7日午前8時15分ごろ。出勤してきた職員が見つけ、午前8時35分ごろに兵庫県警東灘署に通報したという。神戸大によると、6日午後6時30分ごろに最後まで残っていた職員が鍵をかけて事務室を出た。その後、午後10時10分ごろにはガードマンが事務棟出入り口のかぎをかけたという。
神戸大は、個人情報が流出した可能性のある学生らに説明とおわびを伝え、パソコンの管理などをさらに徹底するとした。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。