- Home
- ニュース, 文化・社会ニュース, 阪神・淡路大震災
- 野上学長が講演 大学コンソのシンポ
大学コンソーシアムひょうご神戸が主催するシンポジウム「大学と自治体の連携をどう進めるか-特に子育て支援をめぐって-」が7月13日、ミント神戸17階で行われた。神戸大の野上智行学長ら3人が講演者として出席。満席の会場で、野上学長は大学の子育て支援事業の現状と自身の考えを話した。【7月13日 神戸大NEWS NET=UNN】
同シンポには野上学長のほか、清原桂子兵庫県理事、矢田立郎神戸市長が講演者として招かれ、子育て支援をテーマに自身の立場から考えをそれぞれ話した。
講演で野上学長は「大学の知的財産を地域にも生かさないといけない。それにはまず、地域の人々に我々(大学)が行っている活動がどのようなものかを知っていただかないといけない」と話し、神戸大が行っている灘区の子育て支援施設「のびやかスペースあーち」での活動など、コンソ加盟大が行っている子育て支援事業を発表した。また、子育て支援事業を達成するには「意義・価値・人・物・金」の5つが必要だと野上学長は考えていることも発表。「意義」は社会に必要なことをすること。「価値」は事業を行う上でサービスを提供する側とされる側の双方に意味のあることをすること。「人」は事業を達成するには人、とりわけ学生の力が必要であること。「物」とは事業を行う場を提供できる環境を作ること。「金」とは運営金のこと。野上学長は「大学の子育て支援は教育・研究対象となり、地域への社会貢献にもなる」と話し、今後も大学の子育て支援を続けていく構えを見せた。
講演後、野上学長は学生と子育て支援の関係について「学生には様々な可能性がある。(活動をすることで)経験も得られる。子育て支援で大学と地域を結ぶキーパーソンとなれる」と話した。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。