近畿学生野球秋季リーグ第1節1回戦、神戸大-大教大が8月30日に南港中央野球場で行われた。延長11回、神戸大は二死満塁から4番下濱(経済・3年)の中前2点適時打で勝ち越し、エース齊藤(発達・4年)が完投。4-2で大教大を下した。【8月30日 神戸大NEWS NET=UNN】
背番号11がマウンド上で躍動した。神戸大の絶対的エース齊藤。勝利の瞬間、思わずガッツポーズが飛び出した。
初回にマウンドに上がったとき、ふっと深呼吸をついた。この一戦に期するものがあったのだ。
「今日は絶対負けない気持ちを持っていた」(齊藤)。
忘れはしない。春季リーグの開幕戦も同じ大教大が相手だった。その時、齊藤は7回に7連打を浴びるなどし、味方打線の叩き出した6点のリードを守りきれず敗戦。チームもそのまま勢いに乗り切れず、4位でリーグ戦を終えることとなった。
この日も最大の山場は7回に訪れた。2点リードの場面。一死から2塁打を許し、失策と安打、野選で同点とされる。「7回は(前回のことを)意識した」と齊藤。頭の中で、あのときの悪夢が蘇る。だが、ここは踏ん張った。次打者を遊ゴロと中飛に仕留め、逆転を許さなかった。「同点で抑えれて良かった」と齊藤。
そのまま試合は延長までもつれ込んだが、齊藤の気迫は最後まで尽きることはなかった。序盤から低めにボールが集まり、安定した投球を見せた。そして、エースの奮投がようやく11回に実を結んだ。4番下濱が決勝打を中前に放った。
「うちの4番なんで打ってくれると信じていた」(齊藤)。
チームとしても、開幕戦を正念場として睨んでいた。試合後、「優勝狙うのもそうだが、大教の最初の一戦は絶対倒すんだと言っていた」と中村監督は明かした。
「齊藤は練習も調子良かったし、何より意気込みが。春の雪辱を晴らすんだという気持ちが入っていた」(中村監督)。
やっぱり勝つのは最高だ。エースの見せた執念で、神戸大は幸先良いスタートをきった。
●近畿学生野球秋季リーグ第1節1回戦(8月30日・南港中央野球場)
神戸大 100 010 000 02=4
大教大 000 000 200 00=2
【神戸大】○齊藤-河嶋
【大教大】雀部、林、●北岡-中野
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