近畿学生野球秋季リーグ第4節3回戦、神戸大-奈良大が10月5日に南港中央野球場で行われた。神戸大は先発出場した選手が全員安打を放ち、10-3で奈良大に7回コールド勝ち。2つ目の勝ち点を手にした。【10月5日 神戸大NEWS NET=UNN】
眠っていた神戸大打線がついに目を覚ました。計14安打10得点の大暴れ。勝ち点奪取は開幕節の大教大戦以来だ。「打線がやっと練習の成果がでた」。この大勝劇に中村監督も大喜びだ。
圧巻は1点を追う2回だった。一死1、2塁で、北野(発達・3年)が走者一掃の右超え2点適時3塁打を放ち逆転すると、一気にたたみかけた。相手の失策や兼元(経営・4年)の適時打などで4点を叩き出すと、ベンチはもはやお祭り騒ぎ。4回には藤田(発達・4年)が投手への強襲安打を放ち、先発全員安打を達成。中盤にも着実に得点を重ね、とどめは7回だった。下濱(経済・3年)が10点目の適時打を中前に運び、試合に終止符をうった。
7本の適時打のうち5本が3球目以内での攻撃だった。開幕戦から前回の奈良大との2回戦まで、神戸大打線は元気がない状態が続いていた。「うちの選手は大人しいとこがある。相手を睨みつけるくらいの気迫で、どんどん打っていけと言った」(中村監督)。早いカウントからの積極的な攻めが実った。
リーグ戦はあと最終節の奈教大戦を残すのみだ。今春、2部リーグで優勝し昇格した奈教大は神戸大が2連敗で敗れた、強豪の奈産大と阪南大からともに1勝をあげている。「2部から上がってきたチームには勢いがある。気持ち引き締めて」と中村監督は勝って兜の緒を締めていた。
●近畿学生野球秋季リーグ第4節3回戦(10月5日・南港中央野球場)
奈良大 030 000 0=3
神戸大 241 001 2=10
【奈良大】●水谷、篠原元、甲野、山崎-松下
【神戸大】○齊藤-河嶋
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