「完敗」の一言 アメフット関学戦

関西学生アメフットリーグ神戸大-関学が10月14日、王子スタジアムで行われた。神戸大は春に敗れた雪辱を果たそうとしたが、関学の圧倒的な攻撃でディフェンスが大量失点。オフェンスも力を出し切れず、7-57で大敗した。【10月14日 神戸大NEWS NET=UNN】

 厳しい試合だった。関学とは春に対戦しているが、大差で敗れている。ただ、未だに勝ち星を挙げていない状況では、相手が昨年のリーグ王者であっても勝ちたい試合には違いなかった。
 やってきた関学の1stダウン。試合開始15秒で、いきなりのプレーだった。関学のWR岸にあっさりとタッチダウンを決められてしまう。それでも第1Qで許した得点は10点だけ。これまでの3連敗のうっぷんを晴らすかのように、関学オフェンスを抑えにかかる。
 しかし王者の本当のスタートは第2Qにやって来た。関学はここから主力QB三原を温存しながらも、6TD、2FGで47得点を挙げる。「関学は100%の力が出ていた。こっちは細かいミスばっかりだった」とWR大園(発達・2年)は振り返る。王者との実力の差はどうやっても埋められなかった。神戸大オフェンスも第3Q中盤まで、50ヤードラインを超えることさえできない。このまま完封されるのではないかという空気が漂う。しかし第3Q4分、相手のキックオフをWR大園がリターン。この試合で始めて敵陣に入ると、そのまま残り50ヤードを走って、92ヤードのTDを決める。ただその後は4thダウンギャンブルに失敗するなど、歯車がかみ合わない。試合終盤には、QB大原(経済・3年)が相手のタックルで負傷退場。試合終盤は散々な結果となり、結局7-57で大敗した。
 試合後、安井ヘッドコーチは「完敗」と一言。しかし「残りの試合はもう勝つしかない」と決意を新たにした。この試合で昨年、神戸大よりリーグ上位だったチームとの対戦は終了。これからは入れ替え戦のかかった、下位チームとの対戦となる。残り3試合「全勝」、達成できなければ1部残留は厳しいだろう。


●関西学生アメフットリーグ(10月14日・王子スタジアム)
神戸大 0 0 7 0= 7
関学 10 21 19 7=57

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

月別アーカイブ

サークル・部活総覧

  1. 神戸大のサークル・部活のツイッター・アカウントを探せるぞっ!クリックすると、『神大PORT…
  2.  神戸大学の文化系のサークル・部活(順不同)をジャンル別にリストアップしました。情報は随…
  3. 神戸大学のスポーツ系のサークル・部活(順不同)をジャンル別にリストアップしました。情報は随…
  4. 神戸大学の医学部のサークル・部活(順不同)をジャンル別にリストアップしました。情報は随時更…
ページ上部へ戻る