国連大学が推奨する「持続可能な開発のための教育に関する地域の拠点(RCE)」に「兵庫-神戸」地域が認証されたことを受け、神戸大瀧川記念学術交流会館で11月12日、認証のセレモニーが行われた。【11月13日 神戸大NEWS NET=UNN】?
RCEとは国連大学が推進する「持続可能な開発のための教育(ESD)」を地域のコミュニティに広めるためのネットワーク。世界中のネットワークを通して世界的な学習の場を形成することを目標に日本では横浜、北九州をはじめ数々の地域が、世界規模でも40近くの地域が認証されている。
神戸大では発達科学部の伊藤真之、文学部の油井清光両教授が中心となり、公的機関、市民組織、企業などRCEの取り組みに協賛する団体を募ってきた。形成したネットワークのもと5月に国連大学に申請。神戸大を中枢機関とする「兵庫-神戸」地区が8月31日にRCEとして認証されるに至った。
この日は国連大学からハンス・ファン・ヒンケル前学長が来校し、伊藤教授に認証書を授与。伊藤教授はこれから神戸大が求められている役割について、「一つの機関だけで進めていける活動ではないので、各組織のつなぎ役をしっかりと果たせていけたら」と話した。
また最後に学生には「ノーベル平和賞にゴア氏が選ばれるなど、人類的課題への認識が急速に高まっている。サミットではG8環境大臣格の会合も神戸で行われる。これからの活動の担い手は学生。学生だから、ではなくあらゆる情報に目を向けていってほしい」とメッセージを残した。
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