びわ湖大学駅伝(第69回関西学生対抗駅伝競争大会兼西日本大学招待)が11月24日、滋賀県の琵琶湖周辺で行われた。シード権獲得のため関西13位以上を目指していた神戸大は関西12位(総合16位)に入り、念願のシード権を獲得した。【11月28日 神戸大NEWS NET=UNN】?
目標はシード権獲得。昨年のびわ湖で関西15位(総合21位)に沈んだ瞬間から、戦いは始まっていた。
今年ははしか休講の影響で満足に練習出来なかった。それでも9月の予選会を2位で通過。1年生を中心にチーム全体の底上げにも成功した。「8番手のタイムは今までで一番速い」と石渕主将(経済・3年)。出場メンバー全員が5000メートル15分台の走力を持つ磐石の布陣で琵琶湖に乗り込んだ。
5000メートルでチーム2番目の記録を持つ1年生の山西(工)を1区に抜擢した。「調子が良かったので(いいところまで)いけると思った」と山西。全体では16番目のタイムだったものの、上位を狙える位置につけチームを流れに乗せた。
その後も順位をキープし、3区の天野(発達・4年)へ。1か月前から調子を落としていたが、「とにかくたすきをつなぐことだけを考えた」というエースの力走でシード権獲得圏内に浮上。望みをつなぐ。
4区以降は同じ国立大の京大、阪大との競り合いが続く。順位を上げることは出来なかったが、後続を突き放し順位を確実なものとする。
第6中継所では惜しくも繰り上げスタートとなったが、勢いを維持したままゴール。たすきを最後までつなげることは出来なかったが、チーム一丸となり来年の出場権をつかみ取った。「次は京大に勝って10位以内に」(石渕主将)。新たな目標へ向かって走り出した。
●びわ湖大学駅伝(第69回関西学生対校駅伝競走大会兼西日本大学招待)(11月24日・西浅井町役場から膳所城跡公園まで) 1位(1) 立命 4時間13分05(2年ぶり2回目の総合優勝) 2位(2) 京産大 4時間13分10 3位 第一工大(九州) 4時間19分11 4位 日本文理大(九州) 4時間21分40 5位(3) 大体大 4時間21分43 6位(4) 近大 4時間22分17 7位(5) 奈産大 4時間22分52 8位(6) 関学 4時間23分33 9位(7) 大経大 4時間25分20 10位(8) 大教大 4時間25分47 11位(9) 佛教大 4時間25分59 12位(10) 関大 4時間26分01 13位 四日市大(東海) 4時間27分18 14位(11) 京大 4時間27分24 15位 愛工大(東海) 4時間29分52 16位(12) 神戸大 4時間31分32 17位(13) 龍谷大 4時間33分39 18位 岡山大(中国四国) 4時間33分42 19位(14) 阪大 4時間34分15 20位(15) 大院大 4時間35分02 21位(16) びわこ成蹊スポーツ大 4時間35分55 22位(17) 同志社 4時間36分04 23位(18) 甲南大 4時間36分19 24位 島根大(中国四国) 4時間37分22 25位(19) 大府大 4時間38分53 26位(20) 京都創成大 4時間40分38
注:カッコ内は関西学生対抗駅伝競争大会での順位?
(編注)びわ湖大学駅伝(関西学生対校駅伝競走大会兼西日本大学招待)は、関西地区の20校(うちシード13校)と「西日本大学招待」と呼ばれる関西以外の西日本の各学連(東海、中国四国、九州)が推薦した2校ずつ、合計26校が参加する。シード権は関西地区の大学内で13位以内に入った大学が獲得出来る。また、昨年の第一 工大のように招待校が優勝した場合、びわ湖大学駅伝の優勝は招待校、関西学生対抗駅伝競走大会兼西日本大学招待の優勝は関西地区の1位の大学(昨年は立命)となる。すなわち、招待校の順位は関西学生対抗駅伝競走大会兼西日本大学招待の順位には算入されない。
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