神戸大大学院工学研究科の塚本研究室と、神戸ベンチャー研究会が主催するイベント「イルミネこうべ」プロジェクト2007が12月8日、9日の両日に渡り神戸ルミナリエのイベントステージで行われた。会場では多くの見物客が、最新技術を用いた光とダンスの競演に見入っていた。【12月10日 神戸大NEWS NET=UNN】
「イルミネこうべ」プロジェクトは新産業創出を目指し2005年からスタート。ルミナリエでの活動は今年で3回目を迎える。今回は、赤外線の見えない光に反応して電飾が光るツリーや、体の動きを感知するセンサーが取り付けられた電飾服を身に付けた学生のダンスなどが披露された。ダンサーの靴には動きをセンサーが感知して音が鳴るという仕組みが用いられている。塚本教授は「昨年は前もってプログラミングした電飾のダンスだけだったが、学生の研究が進み、映像や音との組み合わせができるようになった」と話す。ダンスと最新技術のコラボレーションが披露されると、観客は驚きにつつまれた様子だった。
ダンスを踊っていたのは塚本研究室に所属する大学院生をはじめとする5人の学生。5人全員が神戸大のダンスサークルに入っている。このうち藤本実さんと牧成一さん(塚本研究室修士課程・1年)は電飾服の製作も担当。「作るのに1ヶ月位かかったので、ダンスの練習は3回位しかできなかった」と牧さん。
また今回は、ルミナリエ募金への関心を高める為に、募金箱の製作にも携わっている。募金箱にもセンサーや電飾を取り入れて、ルミナリエを訪れる人の関心を集めるように作られている。製作の指導に携わった工学研究科の寺田准教授は「研究者なので、ただの募金箱ではなく、技術的なものを取り入れるよう指導した」と振り返る。
募金箱は2種類用意されており、据え置き型募金箱は東遊園地北東に常設されている。11、13、15、17日の19時から21時までの間(雨天の場合は中止)は、電飾服を来た学生たちが電飾が施された持ち歩き型募金箱で募金活動をする。
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