バイオ研究機関設立 日本の大学で初めて

バイオ燃料など、環境問題解決の糸口とされるバイオマス(植物資源)。植物資源に関する技術開発を行う研究機関を神戸大は10月1日に日本の大学で初めて開設。今月15日に神戸大百年記念館で開所式が行われる。関西の大学と企業が連携し「知」を結集させて作るこの研究機関には、日本の植物資源に関する研究レベルが高まると期待されている。【12月14日 神戸大NEWS NET=UNN】

 神戸大が10月1日に開設した「統合バイオリファイナリーセンター」では、草木、穀物などの資源から効率よく物質を取り出す技術の開発。物質を取り出しやすい植物に変える技術の開発(品種改良)。バイオ燃料で問題となっている、熱帯地域の無計画な伐採にも対応するべく、太陽さえあれば再生が可能な植物の開発の研究、それらの成果を企業と提携することで実用化を目指す。

   「目的を達成するには、植物の農学、モノ作りの工学、理論の理学分野の協力が不可欠。神戸大にはそれができる環境にある」と話すのは、センター設立に関わった近藤明彦教授。また、関西にはバイオ分野の研究者が数多く存在し、そのネットワークを具現化するためにも、同センターは設置された。

 センターでは、神戸大の他に京大や阪大など関西の大学院に通う学生、民間企業の研究者などが研究を行い、情報を共有する。

 「関西の知が結集し、世界をリードしていきたい」と近藤教授は意気込む。

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