神戸大学学術事業会は、日本三大祭の一つで毎年7月25日に行われる天神祭に奉拝船として参加していた神戸大学友船の出船の終了を決定した。【12月15日 神戸大NEWS NET=UNN】
神戸大学友船は平成15年から天神祭に参加。毎年大阪で行われる天神祭には、神戸大だけでなく阪大、関西大も参加するようになり、出航前の船上では三大学の間で学長を交えてのエール交換などが行われるなど大学間の交流にも役立っていた。しかし、船の労働者の高齢化や後継者不足などの理由から、天神祭に参加する奉拝船の数を削減することが決定され、一隻の船にかかる出船料金を引き上げざるを得なくなった。そのため神戸大は経済的な理由により今年の天神祭を最後に出船を終了することを決定した。?
学問の神様である天神様=菅原道真公の前で、国立大学法人となった神戸大の元気さを対外的に示す役割を担ってきた神戸大学友船。株式会社神戸学術事業会の中谷正司さんは「毎年の船渡御を楽しみにされていた方には、本当に申し訳ないという気持ちでいっぱいです。このような行事に大学から参加していることを、みんなで認知して継続させていくことに意義があったので、中止の決定はとても残念です」と話した。将来、神戸大学友船を再び天神祭に出船させる金銭的援助をしようという有志が現れれば、再開の希望もあるが、今の時点では出船中止という残念な結果になってしまった。
《訂正》「神戸大学凌霜会の中谷正司さん」とありましたが、正しくは「株式会社神戸学術事業会の中谷正司さん」です。お詫びして訂正します。(編集部2007年12月17日午後6時47分入力)
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