関西から世界に通用する人材を育成しようと、神戸大、阪大、京大が連携して「ソフトウエア技術者教育」をテーマにした第1回目の国際シンポジウムを2月27日、大阪国際会議場で開催した。初回の幹事は阪大。神戸大からは野上智行学長が出席し、挨拶を行った。【2月27日 神戸大NEWS NET=UNN】
シンポジウムは科学、文化、芸術などの振興に関する教育・研究事業を3大学が連携して行うことで、高度な人材を育成し、産業発展と地域活性化に貢献することを目的に開催された。今年度から平成23年度までの5年間、実施予定で、幹事は輪番で阪大、京大、神戸大の順に務めることとなる。
冒頭で、阪大の鷲田清一総長が「京阪神がこれから5年間シンポジウムを行い、関西発で世界に発信していくことを目指す」と宣言。京大の尾池和夫総長は「大学社会貢献を行いつつ世界の発展に3大学が取り組んでいくことをのぞむ」。野上学長も「人類の抱えている問題を解決するために貢献してほしい」と期待を話した。
講演では、ドイツやアメリカなどから招かれた4人の研究者がそれぞれの国のソフトウエア技術者に関する教育の現状を紹介。パネルディスカッションでは「日本におけるIT教育の実践と今後の展開」をテーマに東大や阪大などの教授6人が意見を述べた。
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