平成20年度神戸大入学式が4月8日、神戸市中央区のポートアイランドホール(ワールド記念ホール)で行われた。学部生約2700人、大学院生約1400人の約4100人が神戸大生としての春を迎えた。【4月8日 神戸大NEWS NET=UNN】
式典の冒頭で野上学長は、ネット環境が急速に向上する現代で、生き方のマニュアルを求めるのではなく、いとわず自ら参加することの重要性を強調した。「同輩、先輩、先生たちとの関わりをリアルな場で共有してほしい。神戸大が輩出した優れた卒業生たちの存在を誇りとして努力を積み重ねれば、夢は必ず実現できるはずです」と新入生を激励した。
記念講演には、神戸大医学部出身で現在京大でiPS細胞研究センター長を務める山中伸弥教授を招き「iPS細胞研究で学んだこと」をテーマに記念講演が行われた。教授は「些細なことで一喜一憂しないで、ネガティブな経験からも学んでください。大学生活はあっという間に過ぎてしまいますが、存分に堪能してください。私は神戸大出身である事をとても誇りに思っています」と話し、明確な目的を持って日々邁進することの大切さを呼びかけた。一人一人に語りかけるような講演に、新入生は熱心に耳を傾けていた。?
経営学部に入学した女子生徒は「山中先生の話はとてもおもしろくて勉強になった。神戸大ではいろんな人と出会って友人を増やし、一つ一つの授業を楽しみたい」と新生活への期待を語った。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。