神戸大は4月4日、医学研究科の久野高義教授(分子薬理学・薬理ゲノム学)らが遺伝子を組み換えた大腸菌を楠キャンパスの研究棟の廊下で培養していた疑いがあることを発表した。【4月11日 神戸大NEWS NET=UNN】?
文科省に3月17日、「廊下での実験や不適正な処理が行われている」と匿名の通報があり、同省は神戸大に報告。今回の発表に至った。
大腸菌の培養は周囲への拡散を防ぐため、法律や学内規則により限られた場所でしか扱うことができない。今回、久野教授の研究室のメンバーらは、細菌の扱いが禁止されている基礎学舎北棟の廊下で実験をしていた疑いがある。また、神戸大は4日の記者会見で「適切な処分が行われた」としていたが、4月11日付の読売新聞の記事で研究室の関係者が「実験に使った大腸菌を垂れ流している」と証言しているなど、実際にはずさんな処分が行われていた可能性も新たに見つかった。神戸大は調査委員会を立ち上げ、久野教授に事情聴取しており、「一部の人の話が正しいかどうかを確認し、わかり次第報告する」としている。
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