近畿学生野球春季リーグ第2節2回戦、神戸大-奈教大が4月11日、南港中央野球場で行われた。神戸大は、下濱(経済・4年)の犠飛などで3点を奪い、エース安井(経営・4年)が8回1失点の好投。9回裏に伊勢本(工・3年)が攻め立てられたが、内田(経済・2年)が無失点で救援し、3-1で開幕4連勝を飾った。【4月12日 神戸大NEWS NET=UNN】
守護神が降臨した。9回裏、一死満塁のピンチ。逆転サヨナラ負けも考えられる場面だったが、内田は伊勢本が残した走者を背にマウンドにあがり、強心臓ぶりを発揮した。
体は熱くとも、頭の中は冷静だった。「ストライクさえ投げれば、相手の打線には絶対打たれないだろうと思っていた」。1球1球に気持ちを込めた。最初の打者を、外角低めの直球で浅い中飛に。続く打者は、フルカウントから内角低めの直球で空振り三振に仕留めた。
「抑えられてほっとした」。普段はおとなしい男が、マウンド上で雄叫びをあげた。
公式戦は2度目の登板だった。前回5日に行われた開幕節の大教大戦でも、中継ぎで4回無失点の活躍を見せ、チームの勝利に大きく貢献した。入部当初は外野手だったが、昨年の夏合宿から投手に転向。能力を見出し、転向を勧めた中村監督は「最後はひやっとした。内田さまさまです」と孝行息子をたたえた。
次節から2強の阪南大と奈産大戦が続く。「(2強に対しても)自分のピッチングをするだけ」と内田。安井や伊勢本だけではない。神戸大には背番号28の若武者がいる。
●近畿学生春季リーグ第2節2回戦(4月11日・南港中央野球場)
神戸大 101 010 000=3
奈教大 000 000 010=1
【神戸大】○安井、伊勢本、内田-中田
【奈教大】●森本桂-丸山
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