フォルサへの移籍発表 ゲレイラ前主将、吉田

フットサル部は4月13日、ゲレイラ前キャプテン吉田(国文・4年)の、フォルサへの移籍を発表した。吉田は昨シーズン、キャプテンとしてゲレイラをけん引。ゲレイラの兵庫フットサルトップリーグへの昇格に大きく貢献した。その吉田が4月13日、ニュースネットの取材に答えた。【4月17日 神戸大NEWS NET=UNN】

 「きっかけは(昨年度メンバーに選出された)兵庫県選抜だった」。吉田が自身の移籍について口を開いた。

 現在、フットサル部にはフォルサとゲレイラという2つのチームがある。フォルサは関西フットサルリーグという、関西最高峰の舞台で社会人チームとしのぎを削っている。対してゲレイラは今シーズンから兵庫フットサルトップリーグに昇格したばかり。ゲレイラの主軸として、そして主将としてチームを引っ張ってきた選手がフォルサに移籍するのは極めて異例だ。
 
 「最初ゲレイラに入ったときは、フォルサに入ることなんて全く意識していなかった」。ゲレイラ入団当初の自身を振り返る。それでも、ゲレイラでプレーしていれば、数段上の舞台で戦っているライバルチームのことは、嫌でも意識するというもの。3年生の時に選出された兵庫選抜チームで、フォルサの小仲(発達・4年)にフォルサ入団を誘われた。「3年生のときにトップリーグに昇格したり、キャプテンとしてチームをまとめて、達成感があった」吉田にとって、一フットサルプレーヤーとして、1つ上のレベルでやることに興味があった。「ゲレイラではチームや個人が強くなることで一杯一杯だった。けどフォルサでならフットサルの普及振興や、関西リーグでプレーするという大きなことが出来る」。小仲の誘いに、乗った。

 もちろん、今まで率いてきたゲレイラに愛着はあった。「主力としてやってきた自分が、トップリーグに昇格したチームから抜けていいのか」、考え抜いた。そしてその上で、「そろそろ世代交代もしなきゃいけないし、僕は1人の選手として上を目指したかった」。生半可な気持ちではなかった、移籍を決めた後、ゲレイラのメンバーに自分の決断を話した。前主将の努力と気持ちをメンバーは分かっていた。副主将の藤永(経済・3年)などが、「頑張ってください」と後押ししてくれたという。

 フォルサの練習には先月から、週1回のペースで参加している。吉田のポジションはピヴォ。前線で体を張ってボールをキープし、味方にパスを送る、攻撃の核となるポジションだ。現在フォルサでピヴォを務めるのは、前主将赤本(経済・4年)と新主将東中(発達・3年)。学生トップレベルの実力を持つ2人との競争に打ち勝って、試合に出場するのは簡単なことではない。もちろんそれは吉田も自覚している。「技術的な面で2人を超えるのは難しい。だから自分のスタイルを出すだけ」と割り切っている。持ち味は、気持ちのこもったプレーと、シュートのこぼれ球をファーで詰める動き。フォルササテライトからの出場が濃厚だが、一歩一歩、夢の舞台へ近づいてみせる。

 「ゲレイラで培ったものを、フォルサへ還元したい」。それがゲレイラメンバーへの恩返しにもなる。現在膝を故障しており、まずはコンディションを整えることから戦いは始まる。フットサルプレーヤーとして第2の人生を、「フォルサの吉田」が歩み始めた。

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