兵庫学生バックアップリーグ(以下兵庫BUリーグ)が4月26日、開幕する。兵庫BUリーグには、兵庫県内6大学サッカー部が参加。6大学のうちの1つ、神戸大サッカー部の部員らに4月22日、話を聞いた。【4月25日 NEWSNET=UNN】?
兵庫BUリーグ、いわばサテライトリーグだ。トップチームにスタメンとして出場できない選手らの受け皿として、今年創設。神国大・姫獨大・神院大・甲南大・関国大・神戸大の6大学が参加する。リーグ創設へ6大学関係者が動き始めたのは、今年に入ってからだった。?
「猛烈に唐突だった」、「ほんまにリーグあるんですかねぇ」。部員らは困惑した表情を見せた。神戸大サッカー部の部員らに、兵庫BUリーグ創設・参加の話が舞い込んだのは4月に入ってからのこと。兵庫県サッカー協会が主催とはいえ、関西の大学サッカー部が加盟している関西学生サッカー連盟が企画した話でもない。急造で、非公式なリーグ戦。手探り状態から兵庫BUリーグは始まる。?
運営面では一抹の不安を残すが、部員らのモチベーションは高い。本リーグが始まると、控え組の試合数が激減する。平日は練習、休日はトップチームの応援。トップチームとの実力差がなかなか埋まらない。その問題を解決すべく、関西学生サッカー連盟はIリーグというサテライトリーグを立ち上げた。しかしIリーグはあくまでも公式リーグ戦であるため、本リーグ戦との二重登録ができない。よって、Iリーグに参加できるのは選手層が厚い私立強豪大のみとなる。兵庫BUリーグの誕生により、神戸大のような中堅チームの控え組のレベルアップが図れる。控え組がレベルアップすることで、トップチームにも良い刺激になる。?
「確かにいきなりですけど、まずはやっていくことが大事」。DF湯浅主将(発達・4年)は兵庫BUリーグの誕生を素直に喜ぶ。「やるからには勝ち負けにこだわりたいし、アピールしたい」。ある控え組の選手もこう話す。?
まずは兵庫県内6大学によるリーグだが、他にも参加大学を募っている。また、他府県でもこのような取り組みが生まれてほしい、とリーグ関係者は熱意を見せる。兵庫から全国へ。多くの可能性を秘めたリーグが産声を上げる。神戸大の初陣は4月26日、甲南大戦だ。
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