男子第58回西日本学生バスケットボール選手権大会2回戦、神戸大-立命が5月26日に大阪府立体育館で行われた。シーソーゲームとなったが、神戸大は強豪・立命に対して粘り強く応戦。第4Q序盤に点差を引き離し、84-80で下す大金星を挙げた。【5月26日 神戸大NEWS NET=UNN】
“春の嵐”が吹き荒れた。今年の関西学生選手権で3位となった立命に競り勝ち、神戸大が3回戦への切符を奪取。試合終了のブザーが鳴ると、選手らはお祭り騒ぎとなった。
「大金星やね。大きな自信になる」。普段は冷静な松宮監督も興奮を抑えきれない。
逆転に次ぐ逆転。勝利の行方は最後までわからなかった。流れが来たのは、1点を追う第4Q1分。PF蘆田(国文・4年)が内側から強引にシュートを決め、7度目の逆転をすると、G堀江(理・4年)やPF西田(国文・4年)などが次々と追加点を奪った。
大物食いには定評がある。昨年のリーグ戦、8敗で迎えた神戸大は無傷の8連勝を続けていた天理大を破る波乱を演じた。今年4月に行われた強化試合でも、昨リーグ覇者の近大から殊勲の勝利。言葉では説明できない不思議な強さが宿っている。
この日の試合では、関西学生選手権で得点王に輝いた立命のSG田中をいかに防ぐかがポイントとなった。「外から打たれて点を入れられるのは仕方ない。内にだけは入れさせない」。マークについたSG藪脇(工・4年)は必死に食らい突いた。内側へ切り込まれても、C蔵田などが回りこみ、カバー。コートにいる5人の連携が、がっちりとかみ合った。
明日は名古屋外大と対決。順当に行けばベスト16までは格下の相手が続くが、「とにかく勝つ。勝たないと前に進めない」と司令塔の堀江。この大会、神戸大は台風の目となる。(記者=濱田直毅)
●男子第58回西日本学生バスケットボール選手権大会2回戦(5月26日・大阪府立体育館)
神戸大 84 22-22 80 立 命
24-21
15-19
23-18
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