34年ぶりのベスト8 西日本バスケ選手権

男子第58回西日本学生バスケットボール選手権大会5回戦、神戸大-近大が5月29日に大阪府立体育館で行われた。神戸大は昨年の関西学生リーグ王者・近大を圧倒。90-58で下し、同大会で34年ぶりのベスト8に進出する快挙を達成した。【5月29日 神戸大NEWS NET=UNN】

 快進撃は止まらない。名門・近大を完全に粉砕。神戸大は74年に行われた第24回大会以来の8強に名を連ねた。

 「まさか、うちの大学が近大相手に第4Qを安心して見ていられるなんて」。応援に駆けつけた、昨年の主将・定久紘さんは驚きを隠せない。

 5日連続の試合にもスタミナ切れはなかった。試合開始直後は近大にリードを許したが、「近大は決まったフォーメーションでしか動けない簡単な攻めだった」と松宮監督。マンツーマンで相手に張りつき、内側を堅守。G堀江(理・4年)の3点シュートなどで、すぐに逆転すると、後半開始後、一気に突き放した。SG西田(国文・4年)はオフェンスリバウンドを捕球し、ゴール下から再三シュートを決めた。

 「みんな一生懸命練習してきた。この子たちは本当にすごい」。松宮監督は選手らを手放しで称賛した。

 もはや勢いだけとは言わせない。コートにいる5人が、一つのリバウンドボールを全力で捕球し、一つのオフェンスを組み立てる。怪我や授業の関係で、試合に出場できない選手の分も控え選手が活躍する。まさにチーム一丸となった全員バスケで勝ち上がってきた。

 中でも4年生の活躍が光っている。堀江、C蔵田(経済・4年)、SG藪脇(工・4年)、PF蘆田(国文・4年)は、2部リーグで優勝し、8年ぶりに1部復帰を決めた2年前からの主力選手。昨年は、強豪・私大に苦戦を強いられるも、入れ替え戦で生き残り、1部残留を果たした。

 「今年が史上最強の神大と思っている。僕らの代が作り上げてきたという自負がある」と堀江自身も話す。

 明日は4強を懸けて、優勝の最有力候補である愛知学泉大と対戦。愛知学泉大は今年の東海学生選手権で、昨年の西日本選手権王者・浜松大を大差で破り優勝をしているが、「こっちは挑戦者。どれだけ相手が強くても、やってみないとわからない」と松宮監督。堀江は「あんまり上を見ずに、ひとつひとつ勝つ」と力を込めた。


●男子第58回西日本学生バスケットボール選手権大会5回戦(5月29日・大阪府立体育館)
神戸大 90 27-24 58 近 大
       17-12
       22-12
       24-10

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