英語で迫真の演技 ESS春の公演

神戸大ESSドラマセクションメンバーによる英語劇「A Midsummer Night’s Dream(真夏の夜の夢)」が5月31日、六甲台講堂で上演された。29日には約80人の観客を動員し、この日の公演も成功のうちに終了した。【5月31日 神戸大NEWS NET=UNN】?

 「真夏の夜の夢」はアテネを中心とした人間界と森の妖精界を舞台とするシェークスピア作品。結婚の問題を抱えながら森へとひょんなことから集まった2組の男女が、妖精たちのしわざによって苦しみながらも、最終的には円満に結婚を迎えるストーリーだ。

 本作品では、登場人物が特異な状況に立たされる。そのため人物の感情をうまく表すことが必要だ。劇中で人間界の女性、ハーミアを演じた藤原志穂さん(国文・3年)は 舞台の上で喜んだり、悲しんだりと様々な顔を見せていた。練習では「地の自分がでないように心がけていた」と藤原さん。「最高」と今回の劇の感想を述べた。舞台から降りても興奮が醒めきらない様子で話す藤原さんは、まるでハーミアが現前したようであった。

 「(真夏の夜の夢は)思い入れが大きい作品」と話す土居千紘さん(国文・3年)はディレクターを務める傍らで、役者として妖精の女王を熱演した。土居さんは劇を終えて「胸がいっぱい」と一言。「高校のときにこの作品に出会い、文化祭で披露した。公演で扱う題材を決めるときにこれしかないと思った」と今回の劇に対する思い入れを話した。ドラマセクションメンバーは公演の1週間前から講堂に入り浸って練習を繰り返したという。「(メンバーは)みんな熱心で見習わなければいけないと思う。高めあえる存在」と練習のなかで改めて気付かされた点を話した。

 メンバーが少なく大変な面も多々あった今回の公演。しかし公演終了後、劇を成功させた演者やスタッフらの笑顔には、練習時の苦労をふきとばすほどの輝きがあった。春の公演は観客の拍手につつまれながら幕を閉じた。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

月別アーカイブ

サークル・部活総覧

  1. 神戸大のサークル・部活のツイッター・アカウントを探せるぞっ!クリックすると、『神大PORT…
  2.  神戸大学の文化系のサークル・部活(順不同)をジャンル別にリストアップしました。情報は随…
  3. 神戸大学のスポーツ系のサークル・部活(順不同)をジャンル別にリストアップしました。情報は随…
  4. 神戸大学の医学部のサークル・部活(順不同)をジャンル別にリストアップしました。情報は随時更…
ページ上部へ戻る