落語研究会による水無月寄席が6月9日から12日にかけて、国際文化学部キャンパスの休養室で行われている。お昼時、大勢の観客がつめかけ、寄席を楽しんだ。【6月12日 神戸大NEWS NET=UNN】?
10日には、甲家渇勝(かぶとやかつかつ)さん(経営・3年)による「時うどん」、甲家敷知(かぶとやしくじる)さん(法・3年)による「阿弥陀池」が披露された。 ?
「時うどん」はお金のない二人組の片方が口先でうまくうどん屋をだまし、お代をごまかすのを見て、もう片方がまねて、同じ状況を作り出そうとするが失敗してしまう、という噺(はなし)。「わかりやすい話がしたくて有名なこの話を選んだ」と渇勝さんは話す。「本番では狙ったところで笑いがとれなかったから今日の出来はマル程度」と謙虚に今日の演目を振り返った。
第二題は「阿弥陀池」。「阿弥陀池」は人間国宝である桂米朝(かつらべいちょう)の持ちネタで、「おもしろい話で尊敬する彼の話だから」という理由で敷知さんはこの話を選んだという。新聞を読まない主人公がもの知らずをからかわれ、聞いたままを他人に話し、同じようにからかってやろうとするも、うまくいかず、途方に暮れる、という間抜けな話を敷知さんが表情豊かに演じた。本番中噛んでしまうというアクシデントを機転で笑いへと変えた敷知さんだったが、「(噛んでしまったので)今日は75点」と苦い顔。「今度は噛まずに100%の力を出したい」と次への課題とした。
千秋楽は今日、昼休みに行われる。
【訂正】記事の一部を訂正いたしました。(8月28日8時00分 編集部入力)
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