表情豊かな合唱で魅了 4合唱団が合同演奏会

神戸大混声合唱団エルデを含めた4合唱団によるジョイントコンサート2008「百花斉放」が7月5日、神戸文化ホール中ホールで行われた。エルデの他に関大、神女院大、甲南大の合唱団が参加。合同ステージでは関西で初となる「食卓一期一会」が演奏され、訪れた約300人の観客は個性豊かな合唱に聞き入っていた。【7月6日 神戸大NEWS NET=UNN】


 「百花斉放」をテーマとした今年は関大グリークラブ、神女院大コーラス部、甲南大グリークラブとともに参加。それぞれが持ち味を生かした演奏を行い、ステージを盛り上げた。

 参加した合唱団の中で唯一、混声合唱団となったエルデは「海の詩」を披露した。海をテーマとした4曲を男女合わせて50人を超える学生で演奏。迫力のあるハーモニーに会場が圧倒された。

 各大学の演奏の後には4合唱団合同ステージが行われ、合唱のためのシアターピース「食卓一期一会」が演奏された。シアターピースとは合唱の中に演劇や踊りの要素を取り入れ、より表現を豊かにしたもの。日本では公演された実績、作品ともに少なく「食卓一期一会」は関西で初めての演奏となった。ステージ上に整然と並んで歌う合唱とは違い、リズミカルな曲に合わせたユニークな振り付けや踊りに会場からは笑いが起きる場面も。「食感のオノマトペ」では料理や食事の際の音を擬音として表現。「ザクザク」、「グビグビ」など多くの擬音をコーラスとして歌い上げた。

 終演後のロビーコールでは「いざ立て戦人よ」、「しあわせよカタツムリにのって」を全員で演奏。訪れた観客からは盛大な拍手が送られた。

 「最初はどうなるかと思ったが、やってよかった」と話したのは、エルデの部長を務める清原光央さん(工・3年)。今回のコンサートは2月中旬から準備を開始し、2週間ほど前からはほぼ毎日練習していたという。シアターピースはエルデの定期演奏会で行われている、演劇を交えた合唱に形態が似ているものの「3倍くらい練習した」と清原さん。当日、会場に入ってから小道具の調整をするなど苦労は絶えなかった。
 今年、エルデは24人の新入生を迎えて団員の数は60人近くにまで増えた。「ステージがこんなに狭いんや」。清原さんは部長として新しく、そして大きくなったエルデを引っ張っていく。エルデの第45回定期演奏会は12月20日、いたみホールで行われる。

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