高校生、大学生による災害救助ロボットの競技会「第8回レスキューロボットコンテスト」(主催・レスキューロボットコンテスト実行委員会、兵庫県、神戸市、(株)神戸商工貿易センター、読売新聞大阪本社、神戸からの発信ネットワーク)のファイナル(決勝)が8月10日に神戸サンボーホールにて行われた。予選を勝ち上がった6チームによる熱戦の末、神戸大生で構成される「六甲おろし」がレスキュー工学大賞に輝いた。【8月11日 神戸大NEWS NET=UNN】?
大会は災害現場を模したステージで自チームのロボットの性能を競い合うというもの。六甲おろしは今年が5年連続のファイナル出場であったが、大賞は初の受賞。受賞が決まった直後、リーダーを務める山口明宏さん(工・3年)は初の栄冠に「高い評価を頂き、今はまだ信じられないような気分です」と感激した様子。同チームは最も印象的な救助活動をしたチームに贈られる「ベストパフォーマンス賞」も受賞した。山口さんは「これまでは丁寧に救助を行うことをコンセプトとしてきたが、今年は速さも兼ね備えた機体を開発するということを主眼においてきた。それがよかったのではないか」と分析する。
しかしリーダーは結果に必ずしも満足してはいない。「機体の中には思ったように動かないものがあるなど、まだまだ課題がある。この経験を自分たちの研究に直接つなげていきたい」。受賞の余韻に浸るだけではなく、さらなる目標を見据えていた。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。