3日間の熱闘を終えて 演劇コンペ「学劇王」


 関西の学生演劇の頂点を決める「学劇王(ガクゲキング)」の後夜祭が8月24日、大阪の精華小劇場で行われた。19、21、23日の3日間に分けて行われていた本選の結果が発表され、23日に「uBu」を披露した阪大の劇団「トイガーデン」が最優秀作品賞と最優秀演出賞に選ばれた。【8月25日 神戸大NEWS NET=UNN】

 今年3月から始動した学劇王がついにフィナーレを迎えた。「関西の学生演劇の面白さを伝えたい」という学劇王企画委員会代表の川本航平さん(工・4年)の思いから始まった。6月中旬から7月にかけて行われた予選には6組の劇団が参加。7月中旬に精華小劇場で本選を行う3組が決定した。

 「悔しいです」と話すのは劇団「やぐされ」主宰で神戸大演劇研究会はちの巣座OBの三沢亘さん(経営・4年)。2つの異なる役を複数の役者が同時に演じることで、観客だけでなく役者でさえも混乱してしまうという演劇「ハコ」を書き上げた。自らは演出に専念し、役者の成長を見守った。「心から楽しかったです」と三沢さんは話した。
 同じく「やぐされ」の堀晃輔さん(法・4年)は「劇団アルマゲドン」のダーティーダーティー山下さんとともに最優秀演技賞に選ばれた。堀さんは元々、神戸大のESSでドラマセクションを担当。昨年12月のESSの公演を見た三沢さんが堀さんを誘った。「日本語でするのは初めてだった」と堀さん。7月の初めにメンバーを顔を合わせてから、およそ1か月半という短い練習期間で演技を認められた。
 表彰式を終えて川本さんは「表彰式で学生らが審査員の講評を聞いているのを見て、学劇王をやって良かった」と話した。

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