神戸大大学院工学研究科の院生14人で組織される「まちプロジェクト」実行委員会は9月6、7日の2日間、神戸市灘区にある六甲道南公園で、不用となったTシャツや傘を使ったイベント「まちTゆうえんち’08」を開催している。晴天となった初日には家族連れなどが訪れ、アトラクションを楽しんだ。【9月6日 神戸大NEWS NET=UNN】
赤、青、黄、緑-。普段は芝生の公園が、神戸大生や神戸市灘区の住民などから寄せられたTシャツ約3000枚、傘約600本により彩られた「遊園地」に変わった。会場には、不用となったTシャツを使うミサンガ、鞄、草履(ぞうり)作りや古傘にカラーリングを施し再利用するオリジナル傘作りなどのアトラクションが用意されている。イベント終了後、品質の良いTシャツと傘は同区の水道橋商店街などに提供されるという。
初日には多くの人が会場に足を運んだ。Tシャツで花の形をした髪飾りを作った、同区在住で4才の光野蓮人君は「実行委員の人が優しかった。また来たいです」と笑顔をみせた。
<苦難ある分楽しさ大きくなった 実行委代表の福井さん>
「まちプロジェクト」実行委員会代表の福井良佑さん(神戸大大学院工学研究科・修士1年)さんらは企画を実現させるため、灘区役所や自治会などを回った。動き始めた当時はノウハウもなく、社会人との会話にとまどったこともあったという。しかし、「その分楽しさが大きくなった」と福井さんは振り返る。
灘区の住民と学生の交流を活性化させることを目標とした「まちTプロジェクト」の思いを引き継ぎ、福井さんが今年立ち上げた「まちプロジェクト」。その活動の一環である「まちTゆうえんち」は2回目を迎えた。「このイベントで僕たちのことを覚えてもらえれば。地域をもっと盛り上げるために色々と展開していきたい」と福井さんは意気込む。
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