関西学生男子バスケットボールリーグ第6戦、神戸大-京産大が9月23日に天理大体育館で行われた。西日本選手権8強の神戸大は関西学生選手権王者の京産大に第4Qで逆転。72-70で勝利し、成績を4勝2敗とした。【9月28日 神戸大NEWS NET=UNN】
雲の上の存在だった京産大についに手が届いた。残り25秒。C西田(国文・4年)がフリースローを沈めると、京産大には反撃する力は残っていなかった。
試合終了を告げるブザーがなると、選手たちはお祭り騒ぎ。「僕の中で京産大が一番強いと思った。信じられない」と普段は冷静な立山コーチも興奮を抑えられなかった。
7点を追う状況で第4Qに突入した。それまでとは一転してゾーンディフェンスを敷くと、京産大の攻撃は沈黙。高さで勝る神戸大はC蔵田(経済・4年)と西田、蘆田(国文・4年)ら長身トリオがゴール下を完全に支配し、逆転につなげた。
2年前、神戸大が2部リーグに所属していたとき、京産大は関西学生選手権、西日本学生選手権、関西学生1部リーグを全て制している。「1年生のとき僕らは2部にいて、京産は3冠してる。このギャップを大学生活で埋めたのは達成感ある」。38度の熱がありながら、両チーム最多12本のリバウンドを拾った蔵田は胸を張った。
3日前には関西学生選手権で準優勝の大院大も大差で破った。全日本大学選手権大会(インカレ)に出場できるのは上位5チームまで。「京産に勝ってインカレに行けなかったら、京産に失礼」と立山コーチ。司令塔のG堀江(理・4年)は「この勢いで強気で最後まで攻めきる」。
残り5試合に勝ち抜き、全国への切符をつかんでみせる。
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