関西学生アメリカンフットボールリーグ、神戸大―立命が10月5日に西京極陸上競技場で行われた。前半は相手のミスもあり昨年リーグ2位の立命にリードしたが、第3Ｑ、ＷＲ大園(発達・3年)がパスをファンブル。そこから逆転され、7―2７で敗れた。【10月5日　神戸大NEWS NET＝ＵＮＮ】

　攻撃は不発ながらもなんとか守りからリズムは作れていた。

　ディフェンス陣は立命オフェンスに対して奮闘、相手にランを許さず前半はＦＧ一本に抑えた。流れが来たのは第2Ｑ残り約1分、相手の反則から前進した神戸大はＱＢ大原(経済・4年)からＷＲ大園への27ヤードのＴＤパスを試みた。大園は相手3人に囲まれながらも競り勝っていたがボールは落下。ここで終わったかのように見えたが落下位置にＳＢ石井がおり、そのままＴＤ。前半を7－3と一歩リードした展開で折り返した。

　しかし、主将のＤＬ春山(法・4年)は「客観的には春の試合よりは点差はうまったが負けたのが結果。オフェンスの得点力不足で全体的に不調だった」、ＱＢ大原は「後半オフェンスラインの勝負でやられた」と2人が指摘するように後半、攻撃からリズムは崩れ始めた。

　第3Ｑロングパスを大園が自陣でファンブル。これを立命に奪われ、その攻撃権でロングパスそしてＴＤを奪われて逆転された。逆転されてからはリーグ屈指のディフェンス陣を破ることができず防戦一方。そのまま押し切られた。

　今回の試合は負けたが底力はある。「関学は強い相手、僕らの力を出し切れば何とか勝負できる。自分たちの力を出し切る」ＱＢ大原は次へ気持ちを切り替えていた。

●関西学生アメフット秋季リーグ第3戦（10月5日・西京極陸上競技場)
神戸大　0 7 0 0 = 7
立　命 3 0 7 17 = 27